多読について

絵のパワー

昨日は多読支援者セミナーでした。
今回は企画から関わらせてもらい、バタバタでしたが
多読仲間といろいろと語ることができた充実の1日となりました。

多読では辞書を使わないかわりに、絵をじっくりと見て理解のヒントとします。

午前の部は、絵本を使って多読の基本を考えるワークショップから始まりました。

まずは学習者の立場からギリシャ語のPeppa Pigを観て、
スペイン語や韓国語などの文字がわからない絵本や
文字なし絵本をじっくりと楽しみます。

文字がわからないと、自然と絵をじっくり見るようになります。
絵本は文字のわからない子ども達でも楽しめるように
いろいろな工夫がされているので、
細かいことまでたくさんの発見があります。

一番おもしろかったのは、この絵本です。

もともとは日本の作家さんの絵本ですが、韓国語で読みました。
パンダの秘密がたくさん描かれていて、
読み終わった後にもう1度表紙を見ると
3匹のパンダが違って見えてきます。

何度も繰り返し登場する表現が気になってきたり
「言葉を知りたい」という気持ちが膨らんできました。

また、絵のおもしろいところは世界共通だけど、世界共通じゃないところです。
同じ絵を見ても気付くところが違っていたり、感じることが違っていたり。
絵だけで世界が広がっていくのですね。

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