フォニックス(英語の音と文字)
英語の音とスペルの複雑にさはネイティブの子ども達も苦労します。
日本人である私たちでも必死に漢字を覚えなければならないのと似ているのかな。
英語ではappleとcakeのaの音がかなり変わります。
「あ」がどんな組み合わせでもそこまでの大きな変化がない日本語を使う私たちには、なかなか受け入れにくい概念だと思います。
なんでこんなに複雑なのかというと、ヨーロッパの歴史と関係します。
大学時代の遠い記憶をたどると、
デンマーク語の影響を受けたり、フランス語の影響を受けたり、
なんだか波乱万丈だったように思います。
それがそのまま残って、もともとの英語の発音ルールとは異なる言葉がたくさんあるのですね。
私を含めた多くの子ども達が”friend”を「フリエンド」と覚えるように、
日本人にとっては1つの文字に1つの音と考え、さらに日本語のクセで母音をくっつけて認識してしまうのでしょうか。「f=ふ」と無意識に変換している気がします。
そのクセを直して、英語っぽい発音で文字をインプットするために便利なのがフォニックスです。ひとことで言うと、フォニックスというのは英語の音と文字のルールです。例えば、ooにはbookのような発音と、soonのような発音があるよね、というような大まかなルールです。
それに当てはまらない、いわゆるtricky wordsが多いのも事実なのでフォニックスだけで全ての発音がわかるようになるわけではないですが、”friend”を「フリエンド」と覚えるよりは、建設的なのではないかと思います。
そもそも日常的に文字を書く機会が減ってきて、少し間違えてもスペルチェックや予測変換でなんとかなってしまう世の中になってきているので、スペルをアウトプットができるレベルで覚えることが、どれだけ求められるのかはまた別の話ですが。
ただ、子ども達が “friend”を「フリエンド」と覚えるというのは、単語テストに追い詰められての苦肉の策なわけなので、それ以外の覚え方をさせてあげられていないというのもまた心が苦しいです。
まとまりのない文章ですが、とにかくそんな感じでフォニックスを知ると、英語の音と文字が結びつきやすくなって理解しやすくなるのではないかなと思います。
1件のコメント
ピンバック: